インタビュー：株式会社アオイ商会　代表取締役　代表取締役　小川謙一様
聞き手：発明ラボックス　代表　松本奈緒美

松本：

この度は、第９回チザコンテのエンジェル企業を担って頂きまして、誠にありがとうございました。まずは御社の事業内容、主な商品を教えて頂けますでしょうか。

小川：

はい、私どもは1970年創業以来、クリーニング機器のフィルターをはじめ、トラックや建設重機のフィルター・特殊機器フィルターに至るまで製造販売を事業の中核としています。きわめて高い精度が求められるなか、当社ではさまざまな先進技術を駆使してその要望におこたえしてきました。お客様のニーズにパーフェクトにお応えする、一貫生産体制を整えております

松本：

これまで「フィルター」という特殊なモノつくりで水や空気をキレイにする商品を作られてきたのですね。自社工場で開発から製造、販売まで一貫でやっておられるのは素晴らしいですね。

小川：

はい、これまでのお客様は全て企業からの受注でしたが、この世界のニーズが変わっていく時代に、個人の方にも、弊社の理念である「自然環境との共生」をテーマにした商品を提供していきたいと思っておりましたところ、このチザコンテを知りました。

以前このチザコンテ応募作品「ペットの毛を洗濯時にとる・ケトリマール（特許出願済み）」というアイデアを見せて頂いたとき、自分たちが思いもよらないニーズを知ることができ驚きました。是非、皆様のお力をお借りして商品ができたら、と思っております。

松本：

ありがとうございます。 このコンテストの応募作品が、メーカーにとって見応えある理由としましては 「アイデア応募者」と、商品開発を知る「発明ラボックス」が二人三脚で、商品化検討会までアイデアをブラッシュアップしていくからです。 やはり、一般の方のアイデアは製造のことが考えられていないことが多く、メーカーにとって商品化できるようなアイデアは、なかなかありません。

このコンテストは応募者の方に「権利とは何か？」「製造しやすい形状、構造とは？」というメーカーが重要視しているポイントを私どもがアドバイスし、応募者、発明ラボックス、共に良い商品になるよう一緒に考えていく『教育型コンテスト』でもあるのです。 まずは応募アイデアを、弊社で①先行技術調査をします。類似があったり、権利が取れないようなアイデアであった場合は、弊社で②応募者にアドバイスをして再考（再提出）して頂きます。 そのような過程を経てきたアイデアが商品化検討会に揃いますので、メーカー側も安心して検討ができます。 応募者にとっても、たとえ応募アイデアがこのコンテストで優秀賞にならなくとも、最終的に他社でも通用するようなレベルになっておりますので、応募体験は無駄になりません。

小川：

たしかに「面白そうなアイデアだな」と思っても、すでに商品化されていたり、権利取得できないアイデア、製造しにくいアイデアは、やはり商品化断念せざるをえませんので、応募者、メーカー双方にとってとても理に適った試みだと感じております。

弊社理念に合致した「自然環境との共生」がテーマ、且つニーズが感じられる商品アイデアのご応募を心よりお待ちしております。

■事業内容
ドライクリーニング用フィルター
梱包資材（エコバッグ・エコボックス・エコハンガー）
コインランドリー用資材
トラック・建機関連
濾紙