インタビュー:有限会社嘉山金型製作所 代表取締役 嘉山 毅様
聞き手:発明ラボックス 代表 松本奈緒美
松本:
この度は、第9回チザコンテのエンジェル企業を担って頂きまして、誠にありがとうございました。まずは御社の事業内容、主な商品を教えて頂けますでしょうか。
嘉山:
はい、プラスチックチェーンと共に成形加工の技術をオリジナルの発想で伸ばしてきた当社は、創業41年になります。
金型制作から始まり、小さいながらも今では世界に誇れる製品を作り出すまでになりました。プラスチックチェーンは、数々の製品の中でもその細さとバリエーションの多さで他を抜きん出ています。プラスチックチェーンについては、金型と成形加工を連携して育ててきた技術がありますので、多様なニーズにお応えする事が出来ます。原料から金型、成形加工を一貫して社内で扱えるために無駄なコストが発生しません。仕上がりからのフィードバックも迅速なために完成された製品が出来上がるまでのスピードに自信があります。
そのためにたくさんのプラスチック商品の製作に携わってまいりました。
松本:
このプラスチックチェーンには「つなぎ目」がないんですよね。すごい金型の技術です。つなぎ目がないからこそ、強度が増しますし、製品がとても美しいです。これぞジャパンブランドですね。
嘉山:
最近では、「デコレル」という自分の名前を入れてカスタマイズできるものも売れてます。
嘉山:
今回、チザコンテのエンジェル企業になることに興味をもったきっかけは「よみうりランド遊園地」や「富士急ハイランド」に協力会社ととにも販売ブースを持つことができたからです。
そこでは、子供向けのプラスチックおもちゃなど販売しています。女の子のカチューシャなんかもとても売れてます。
このブースで、ヒット商品を出したいので皆様からユニークなアイデア募集したいと思ったのです。
松本:
子供が「どうしても欲しい!」と思うような商品ですね(笑)子供にウケると、連鎖してヒット商品になりますね。それはとても楽しみです!
嘉山:
一般の方のアイデアは製造のことが考えられていないことが多く、メーカーにとって商品化できるようなアイデアは、なかなかありませんが発明ラボックスさんと、応募者さんが、そのあたりを考えていただけるなら、こちらとしても商品化できるのではないかと期待しています。
松本:
まずは応募アイデアを、弊社で①先行技術調査をします。類似があったり、権利が取れないようなアイデアであった場合は、弊社で②応募者にアドバイスをして再考(再提出)して頂きます。
そのような過程を経てきたアイデアが商品化検討会に揃いますので、メーカー側も安心して検討ができます。
応募者にとっても、たとえ応募アイデアがこのコンテストで優秀賞にならなくとも、最終的に他社でも通用するようなレベルになっておりますので、応募体験は無駄になりません。
嘉山:
弊社では、「子供が欲しい!と思うプラスチック商品」、「文具」、「パーツ(部品)」など、小さなプラスチック製品アイデアを商品化したいと思っております。
アイデアのご応募を心よりお待ちしております。
■事業内容
プラスチック金型設計製作
射出成形プラスチックチェーン
キーホルダー等の製造販売
プラスチック製品開発
冶工具等の設計製作・試作
商品組立
小さなプラスチック製品アイデアを募集します。
エンジェル企業様への直接のアイデア提案は固くお断りいたします。
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